2018-04-01から1日間の記事一覧

「はじめての構造主義」③

◼️構造人類学の成功 レヴィ=ストロースは、1960年ごろを境に、神話研究に没頭していく。親族研究より、神話研究の方が、人間の精神の隠された構造に近づけると考えたそうだ。

「はじめての構造主義」②

◼️音韻論の発達 レヴィ=ストロースが、自身の人類学研究に応用したのは、ソシュールの影響を受けて発達した音韻論の方法である。 音韻論とは、言語学の一分野である。言語学は、音韻論、統語論、意味論に大きく分けることができる。音韻論は、ソシュールによ…

「はじめての構造主義」①

◼️フェルディナンドソシュール 構造主義の生みの親とされる、レヴィ=ストロースが、構造人類学を確立できた背景には、2人の人物がいる。1人は、第二次世界大戦の際、レヴィ=ストロースと同じくアメリカに亡命していた言語学者ローマン・ヤーコブソン。もう1…