「はじめての構造主義」②

◼️音韻論の発達

     レヴィ=ストロースが、自身の人類学研究に応用したのは、ソシュールの影響を受けて発達した音韻論の方法である。

     音韻論とは、言語学の一分野である。言語学は、音韻論、統語論、意味論に大きく分けることができる。音韻論は、ソシュールによる言語記号の恣意性の原理を活用し、音素の概念を発見した。